セッション持続性の問題

このセクションでは、次の問題が解決されます。 :

• create-session-store コマンドの失敗
• インスタンスレベルを設定しているセッションが持続しない
• セッションデータが破損されている様に見える

create-session-store コマンドの失敗

• 解説
  asadmin create-session-store コマンドは、ファイアウォール越しには実行できません。従って、 create-session-store コマンドを実行する為には、アプリケーション・サーバーインスタンスと、 HADB は、同一のファイアウォール上に存在する必要があります。
  \ create-session-store コマンドは、アプリケーション・サーバーインスタンスとではなく、 HADB と通信します。

• 解決方法
  \ HADB と アプリケーションサーバーインスタンスを、同一のファイアウォール上に設置してください。

インスタンスレベルを設定しているセッションが持続しない

アプリケーションレベルのセッション持続性設定は、常にインスタンスレベルのセッション持続性設定よりも上位に設定されています。たとえ、アプリケーションが配備された後で、インスタンスレベルのセッション持続性設定を変更したとしても、アプリケーションに対する設定は、未だアプリケーションサーバーインスタンスに対する設定を継承しているままです。

セッションデータが破損されている様に見える

• 解説
  \システムログが、エラーに次の詳細をレポートした場合、セッションデータはおそらく破損されています。 :\
  • During session persistence
  • When the session state is read during session activation
  • When the session state is read after session failover

データが破損されていた場合、セッション登録された状態へ戻すことを可能にする３つの解決方法があります。

• 解決方法 1
  \ asadmin clear-session-store コマンドを使用して、セッションの登録を消去してください。

• 解決方法 2
  \セッションの登録を消去できなかった場合、全てのノード上のデータ領域を再初期化し、 hadbm clear コマンドを使用することで HADB 上のデータを消去してください。

• 解決方法 3
  \ HADB のデータ消去が出来なかった場合、データベース自体を消去して、再作成してください。
  \ 解決方法 2 と 3 については、 HADB 消去後、データベースを再構築することによって、セッションの登録が再作成されます。

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日本語翻訳: jack spallaw

英文 (翻訳したバージョン: 49)