HADB 管理の問題 コマンド及び、多くのサブコマンドとオプションは、高可用性データベース (HADB) の管理に対して、用意されたものです。hadbm コマンドは、 install_dir/SUNWhadb/4/bin ディレクトリーに配置されています。 このコマンドに対する解説の全ては、Sun Java System Application Server 管理者ガイドの、高可用性データベースの設定の章を参照してください。さまざまな hadbm サブコマンドに関する仕様については、 hadbm man ページで解説されています。 このセクションでは、次の問題が解決されます。 :
- hadbm コマンドの失敗 : エージェントがノードに到達できなかった。
- hadbm コマンドの失敗 : コマンドが見つからない。
- hadbm コマンドの失敗 : JAVA_HOME が定義されていない。
- hadbm createdomain が失敗したが、 2 分割されたドメインが作成された。
- create の失敗 : ホスト上に path を出力していない。
- データベースが起動しない。
- clear コマンドの失敗
- create-session-store の失敗
- hadbm コマンドのハングアップ
- HADB を再起動できない。
hadbm コマンドの失敗 : エージェントがノードに到達できなかった。
- 解説
\次のエラーによって、コマンドは失敗します。 :\\\\\~UWC_TOKEN_START~1278579877939~UWC_TOKEN_END \ホストが停止している、通信経路が設定されていない、 URL に記述したポート番号に誤りがある、あるいは、管理エージェントが停止している、等のいずれかの理由から、URL がホストに到達されることが不可能となります。
- 解決方法
\URL が正しいか、確認してください。URL が正しい場合は、ホストが起動されて実行中で、通信を受け付けられる状態かどうか、確認してください。 ; 例 :\
ping hostname1ping hostname2...
hadbm コマンドの失敗 : コマンドが見つからない。
- 解説
hadbm コマンドは、カレントディレクトリから実行可能か、又は、 PATH を検索し、いろいろな場所から hadb コマンドへアクセス可能な、利便性の高いものです。エラー "hadbm: Command not found," は、それら状態のどちらでもないことを示しています。
- 解決方法 1
cd で、 hadbm コマンドを格納しているディレクトリへ 移動し、そこから実行してください。 :\
cd install_dir/SUNWhadb/4/bin/
./hadbm
- 解決方法 2
\フルパスで hadbm コマンドを呼び出してください。 :\
install_dir/SUNWhadb/4/bin/hadbm
- 解決方法 3
\環境変数 PATH の変更によって、どこからでも hadbm コマンドを利用できます。環境変数 PATH の変更についての取扱説明は、 Sun Java System Application Server 9.1 インストールガイドの "HADB の設定準備 " の章に記載されています。 PATH の設定が正しいか確認するには、次のコマンドを実行して下さい。 :\\\\\~UWC_TOKEN_START~1278579877943~UWC_TOKEN_END \それらコマンドは、有効となっているパスを表示します。
hadbm コマンドの失敗 : JAVA_HOME が定義されていない。
- 解説
\メッセージ "hadbm: <path\>: Invalid Java home location" は、環境変数 JAVA_HOME が設定されていないことを示しています。
hadbm createdomain が失敗したが、 2 分割されたドメインが作成された。
- 解説
\多重のネットワークインターフェースにより、ホスト上で HADB 管理エージェントを実行している場合、全てのネットワークインターフェースが、同一サブネット上に存在しない場合に、ドメイン作成コマンドは失敗することが想定されます。 :\\\\\~UWC_TOKEN_START~1278579877944~UWC_TOKEN_END \デフォルトでは、管理エージェントは、 UDP のマルチキャストに対して "first"(java.net.NetworkInterface.getNetworkInterfaces() によって返信された "first" として ) インターフェースを使用します。
- 解決方法
\最適な解決方法は、設定ファイルの ma.server.mainternal.interfaces の設定によって、使用するべきサブネットを管理エージェントに認識させることです。 ; 例 :\\\\\~UWC_TOKEN_START~1278579877945~UWC_TOKEN_END \もう 1 つの方法として、あるひとつの設定で、ルーターが、両方のサブネットに対するマルチキャストパケットのルートを指定します。デフォルトで、管理エージェントはマルチキャストアドレス 228.8.8.8 を使用します。
create の失敗 : ホスト上に path を出力していない。
- 解説
hadbm create コマンド発行後、コンソールに次のようなエラーが現れます。 :\\\\\~UWC_TOKEN_START~1278579877946~UWC_TOKEN_END \このエラーメッセージは、指定されたパスを出力することなしに、マシン上に新しいドメインを追加した場合でも現れます。
- 解決方法
\ホストにログインし、 HADB デバイスと、 HADB 履歴ファイルに対するパスを設定してください。Run hadbm create を実行し、パスを設定する為のオプション -devicepath と -historypath を指定してください。ホストで管理エージェントを実行するユーザーが、それらディレクトリに対して、読み込みと書き込みの権限があるかについても、確認してください。 *注 :* 実行可能な HADB は、異なるホストの異なるディレクトリへは、インストールできません。
データベースが起動しない。 create 又は、 start コマンドは、次のエラーメッセージはコンソールに表示されて失敗します。 :\\\\\~UWC_TOKEN_START~1278579877947~UWC_TOKEN_END \考えられる点は以下のとおりです。 :
- セグメントの取得に失敗する共用メモリーが存在していたか ?
\
- 解説
\そのノードに配分されたリソース ( 共有メモリー、ディスク領域 ) が、他のいくつかのプロセスによって、使用された場合、起動は失敗し、ノードが停止されます。 \
- Solution
\この問題の解決方法については、HADB データベース生成の失敗の、 "共有メモリーに関連する問題" の章を参照してください。
-
- 履歴ファイル保存でエラーとなるか ?*
\
- 解説
\その問題が、まだ続くようであれば、 HADB 履歴ファイルを点検します。より詳細なエラーメッセージの一部は、以下のように見えます。 :\
- Could not verify node address
\このメッセージは、 HADB サーバプロセスが試行したポートを、他のプロセスが使用している時に、表示されます。それは、さまざまな状況下で、発生しえます。 :\
- このホスト上で、 portBase が実行中の他のプロセスによって、使用されています。
\次のコマンドを使用して、 PortBase 属性に、設定値を変更してください。 :\\\\\~UWC_TOKEN_START~1278579877948~UWC_TOKEN_END -- メンテナンス障害の為に、 HADB ノードの停止を試行します。 hadbm コマンドによって、ノードの停止を再試行してください。それが失敗する場合は、 該当ノードに常駐している OS のプロセス clu_nsup_srv に対して、 -9 オプションなしで kill コマンドを発行してください。その後 nsup プロセスは、 該当する hadb の子プロセスを停止する必要があります。If the parent process nsup does not exist, kill all the child processes using kill -9. -- The HADB node was stopped for maintenance and an inetd process restarted the HADB node before you intended to start it. \Make sure that inetd does not start the HADB node before stopping it. \
- hadbm command fails with internal error:"The database could not be started"
\Check the following:\
- Shared memory is all correct on all machines in the HADB configuration.
-- No other HADB databases are running on the machines, or any other processes that could be using the same port numbers. -- All necessary directories exist and have write permissions. -- There is enough space in directory where devices are going to be written. \
- Solutions
\After verifying that none of the above errors have occurred, try the following remedies, in order:\
- データベース削除と再試行
- データベース削除、再起動、再試行
- データベースの削除、 HADB ソフトウェアの再インストールと再試行
- サポートへ連絡
\より詳しい情報については、 エラーメッセージリファレンスを参照してください。
clear コマンドの失敗 clear コマンドは、ディスク上に存在している、データベースデバイスファイルを初期化します。これは、ディスク、又は、ディスクアクセスの問題が原因で、失敗します。hadbm からの他いくつかのエラーメッセージが、これを示しているか、チェックしてください。そうではない場合、 ma.log ファイルを参照し、デバイス初期処理が、他いくつかのエラーメッセージを、生成していないかチェックしてください。 create-session-store の失敗 asadmin create-session-store コマンドは、次の理由のうちのひとつによって失敗しえます。 :
- ユーザー名、又は、パスワードに誤りがある。
- SQLException: No suitable driver
-
- ユーザー名、又は、パスワードに誤りがある。*
\このエラーは、 create-session-store コマンドへ引き渡された、 --dbsystempassword と、データベース作成に一度だけ提供されたパスワードが一致しない場合に発生します。 \
- 解決方法 1\\\\\正しいパスワードを指定して、コマンドを再試行してください。
\
- 解決方法 2
\If you cannot remember the dbsystem パスワードを忘れてしまった場合は、 hadbm clear を使用して、データベースを生成し、新しい dbsystem システムパスワードを提供する必要があります。
-
- SQLException: No suitable driver*
create-session-store は、次のエラーを発行します。 : SessionStoreException: java.sql.SQLException: No suitable driver. \
- 解決方法 1
\このエラーは、 asadmin が、 GlassFish アプリケーションサーバーのディレクトリー設定 asenv.conf に定義された、 AS_HADB パスから、 hadbjdbc4.jar を見つけられない~の場合、発生する可能性があります。 \その解決方法は、 AS_HADB に設定したポイントを、 HADB がインストールされた場所へ、変更することです。 \これは、 asenv.conf ファイルからの、 AS_HADB の入力例です。 :\\\\\~UWC_TOKEN_START~1278579877949~UWC_TOKEN_END \
- 解決方法 2
\このエラーは、 --storeUrl に対して、誤った値を引き渡した場合にも、発生します。この問題を解決する為に、 hadbm get jdbcURL を使用することで、正しい URL を取得します。
hadbm コマンドのハングアップ 管理エージェントが操作完了前に hadbm との通信が遮断された場合に、 hadbm プロセスは、ハングアップすることが想定されます。全てのエージェントが実行中か、チェックしてください。 HADB を再起動できない。
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- 解説*
\二重のノード障害の後、 HADB の再起動は動作しません。HADB 再起動可能となる前に、追加の復旧作業が必要です。 \二重ノード障害の症状は、以下を含みます。 :\
- hadbm status は、 HADB が不可能な状態を表示しています。
-- ノードの状態が、 起動中、又は、復旧中の状態であると見られます。たとえ、ノード毎に停止、そして再起動したとしても、開始状態のままとなります。最終的にそのノードの状態は、終了へと変わります。 \この問題は、通常、 電源異常後、ミラーの HADB ホストマシンに障害が発生したか、再起動された場合、または、 when a machine is rebooted HADB ( 単一のマシンへインストールされた ) 停止前に、マシンが再起動された場合、または、ミラーマシンのペアが、双方の、データ冗長化ユニット (DRUs) によって、再起動された場合に発生します。 \ノードのペアに常駐する、データ部分が消失されたと言う理由から、 HADB は、 "二重障害" と言うような状況化で、自己回復することはできません。そのような状況下では、 hadbm 起動コマンドは成功せず、 hadbm ステータスコマンドは、 HADB が操作できない状態であることを表示します。 \より詳しい DRUs と HADB についての論破の情報は、管理者ガイドの、 "高可用性データベースの管理" とデプロイメントガイドを参照してください。 *ヒント :* HADB がストレージの動作 ( 例えばタイムアウトの問題と一致する ) を表示し、問題の回復を再開させたかチェックしたい場合は、再起動コマンドを使用します。 \When the HADB が、この手順で再起動された時、 HADB サービスは、利用可能状態となります。反対に、 HADB が hadbm stop と hadbm start を使用することで、別の操作によって起動され、停止された場合, HADB サービスは、 HADB が停止されている間、利用不可能です。
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- 解決方法*
\Verify that the ノードの状態が、 Starting/Recovering と表示されるか、確認し、データベースをリセットしてください。管理者ガイドの、 "高可用性データベースの管理" の章にある、 "セッションデータ破損からの復旧" にて説明されています。
Back 日本語翻訳: jack spallaw 英文 (翻訳したバージョン: 49)
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