GlassFish Wiki : TSG

GlassFish アプリケーションサーバーは、管理GUIから設定することができる多くのログレベル (FINEST, FINER, FINE, CONFIG, INFO, WARNING, SEVERE, ALERT, and FATAL) を持っています。ログレベルが FINEST に設定されている場合は、すべてのメッセージが出力されます。そして、もしログレベルが FATAL に設定されている場合は、深刻なエラーメッセージのみが出力されます。

より詳細なログを出力するログレベル (FINEST, FINER, FINE) は、特定のイベントに対して多くのログ情報を出力することに注意してください。一見しただけでは、実際にはエラーが発生している状態ではないにもかかわらず、エラーが発生している状態であると見誤る可能性があります。

デフォルトのレベルである INFO よりも詳細なログレベル (FINEST, FINER, FINE, それと CONFIG) に該当するメッセージは、デバッグに関連した情報を提供します。また、それらのログレベルを持つメッセージを出力させるためには、明示的に設定を有効にする必要があります。設定方法は、Sun Java System Application Server Administrator's Guide を参照してください。

標準的な JDK のログレベルに加えて、GlassFish アプリケーションサーバーは、Solaris と強固に統合されていて、かつ、直感的に理解しやすい形でログファイル (server.log)に対応しているログレベルが追加されています。そのログレベルである ALERT と FATAL は、GlassFish(または、Sun Java System)アプリケーションサーバー特有のものです。JDK1.4 logging API に実装されているものではありません。

Note	Microsoft Windows 環境で使用されているイベントログのメカニズムに関しては、`Event Logging` をキーワードとして Windows のヘルプシステムを検索してください。Windows の `server.log` ファイルにログを出力するようにした場合、ログレベルが `INFO`, `WARNING`, `SEVERE`, `ALERT`, または `FATAL` のメッセージのみが、Windows のイベントログへ出力されます。