インストールとセットアップ

GlassFish プロジェクト向けマイグレーション・ツールは、 Zip ファイルの形式で配布されます。

注意 - インストール後にマイグレーション・ツールのディレクトリ構造を変更しないようにしてください。少しでも変更すると、エラーあるいは予期せぬ動作の原因となる場合があります。

システム要件

マイグレーション・ツールをインストールする前に、システムが以下のソフトウェアおよびハードウェア要件を満たしていることを確認してください。

ソフトウェア / ハードウェア 要件  
オペレーティングシステム マイグレーション・ツールは Solaris 9 x86 、 Solaris 9 および 最新の推奨されるパッチ を適用した Solaris 8 Sparc版、 RedHat Linux 2.1 と 3.0、 Windows 2000 、 XP および Windows 2003 上で動作します
Java 仮想マシン Java をダウンロードしてください ; JRE だけではなく JDK が必要です。また、 <javase-install-dir>/bin ディレクトリを環境変数 PATH に追加し、あわせて Java インストール先ディレクトリへのパスを環境変数 JAVA_HOME として設定してください  
空きディスク容量 最小 40 MB  
RAM 最小 128 MB、 推奨 256 MB  

アプリケーションのコンパイルに必要となるディレクトリおよび JAR ファイルは、システムの CLASSPATH に登録済みであるものとします。マイグレーション・ツールの起動後にコンパイル / ビルドを実施した場合、この設定は引き継がれます。なお、 JDK の lib/ext ディレクトリ内に JAR ファイルが置かれている場合、これらがマイグレーション・ツールに含まれるライブラリと競合を起こす恐れがあります。この場合、JDK の lib/ext 内から JAR ファイルを削除してください。

Solarisへのインストール

以下、マイグレーション・ツールが /tmp ディレクトリにダウンロードされたものと仮定して説明します。 Solaris へのマイグレーション・ツールのインストールは以下のように進めてください:

次のように zip ファイルを解凍します:

% cd /tmp 
 % unzip __ASMT.ZIP__

解凍後のディレクトリ構造は次のようになります。

&lt;INSTALL_DIR>/migrate2glassfish/
        |
        |-- bin
        |                
        |-- doc                
        |               
        |-- lib                
        |                
        |-- tools

マイグレーション・ツールを起動する前に、以下の環境変数を正しく設定してください:

  • JAVA_HOME – JDK がインストールされているディレクトリに設定(例: /opt/j2sdk1.4.0 )
  • ASMT_HOME – マイグレーション・ツールがインストールされているディレクトリに設定(例: /opt/migrate2glassfish )
  • J2EE_HOME – J2EE アプリケーション・サーバがインストールされているディレクトリに設定(例: /opt/j2sdkee1.3.1 )。詳しくはシステム要件のセクションを参照してください。

なお、 asmigrate.sh を編集してこれらの変数を恒久的に設定することもできます。 asmigrate.sh を編集する場合、まずはファイルをテキストエディタで開いてください。ファイルの先頭には次のように記述されています。

# JAVA_HOME=
# ASMT_HOME= 
# J2EE_HOME=

これらの変数を適時設定した上で、行頭の '#' を削除してください。

Linux へのインストール

以下、マイグレーション・ツールが /tmp ディレクトリにダウンロードされたものと仮定して説明します。 Linux へのマイグレーション・ツールのインストールは以下のように進めてください:

次のように zip ファイルを解凍します:

% cd /tmp 
% unzip __ASMT.ZIP__

解凍後のディレクトリ構造は次のようになります。

&lt;INSTALL_DIR>/
        |
        |-- bin
        |                
        |-- doc                
        |                             
        |-- lib                                
        |                
        |-- tools

マイグレーション・ツールを起動する前に、以下の環境変数を正しく設定してください:

  • JAVA_HOME – JDK がインストールされているディレクトリに設定(例: /opt/j2sdk1.4.0 )
  • ASMT_HOME – マイグレーション・ツールがインストールされているディレクトリに設定(例: /opt/migrate2glassfish )
  • J2EE_HOME – J2EE アプリケーション・サーバがインストールされているディレクトリに設定(例: /opt/j2sdkee1.3.1 )。詳しくはシステム要件のセクションを参照してください。

なお、 asmigrate.sh を編集してこれらの変数を恒久的に設定することもできます。 asmigrate.sh を編集する場合、まずはファイルをテキストエディタで開いてください。ファイルの先頭には次のように記述されています。

# JAVA_HOME=
# ASMT_HOME= 
# J2EE_HOME=

これらの変数を適時設定した上で、行頭の '#' を削除してください。

Windows へのインストール

以下、マイグレーション・ツールが C:\temp ディレクトリにダウンロードされたものと仮定して説明します。 Windows へのマイグレーション・ツールのインストールは以下のように進めてください:

次のように zip ファイルを解凍してください。
解凍後のディレクトリ構造は次のようになります。

C:\migrate2glassfish\
        |
        |-- bin
        |                
        |-- doc                
        |               
        |-- lib                                
        |                
        |-- tools

マイグレーション・ツールを起動する前に、以下の環境変数を正しく設定してください:

  • JAVA_HOME – JDK がインストールされているディレクトリに設定(例: C:\j2sdk1.4.0 )
  • ASMT_HOME – マイグレーション・ツールがインストールされているディレクトリに設定(例: C:\migrate2glassfish )
  • J2EE_HOME – J2EE アプリケーション・サーバがインストールされているディレクトリに設定(例: C:\j2sdkee1.3.1 )。詳しくはシステム要件のセクションを参照してください。

なお、 asmigrate.sh を編集してこれらの変数を恒久的に設定することもできます。 asmigrate.sh を編集する場合、まずはファイルをテキストエディタで開いてください。ファイルの先頭には次のように記述されています。

rem set JAVA_HOME= 
rem set ASMT_HOME=
rem set J2EE_HOME=

これらの変数を適時設定した上で、行頭の '#' を削除してください。

アプリケーション・サーバの準備(移行済みアプリケーションを実行するために)

移行済みのアプリケーションを実行するにあたって、アプリケーション・サーバの設定をいくつか変更する必要があります。この変更を行うことにより、マイグレーション・ツールに含まれる実行時互換ライブラリをアプリケーション・サーバが認識できるようになります。修正方法については次のセクションで説明します。

Windows 、 Solaris 、 Linux とも以下の手順を実行してください:

アプリケーション・サーバの管理コンソール上で、Admin GUI -> Application Server -> JVM settings -> Path Settings -> Classpath Suffix を開き、
管理画面 -> アプリケーションサーバー -> JVM 設定 -> Path 設定を開き、クラスパスのサフィックスに <INSTALL_DIR>/migrate2glassfish/lib/asmt-rt.jar を追加して保存

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日本語翻訳: Kana. Kotake

英文 (翻訳したバージョン: 11)